副業で開業届を出したあと
次に悩むのが「青色申告」と「白色申告」
どっちを選ぶべきかという問題です。
なんとなく「青色の方が得そう」と思っている方も多いですが
実は仕組みを理解していないと損をする可能性
もあります。
私自身も最初はよく分からず選びましたが、実際に運用してみて「これは青色一択だな」と感じました。
この記事では、FP1級の知識と実体験をもとに
青色申告と白色申告の違い・メリット・選び方をわかりやすく解説します。
副業で継続的に稼ぐなら青色申告がおすすめです。最大65万円の特別控除や赤字の3年繰越など、節税効果が白色申告より圧倒的に大きいためです。
結論から言うと、迷ったら青色申告がおすすめです。理由はシンプルで、節税効果が圧倒的に大きいからです。そしてこれは、実際に体験して強く感じていることです。
青色申告と白色申告の違いは?
| 項目 | 青色申告 | 白色申告 |
|---|---|---|
| 特別控除 | 最大65万円 | なし |
| 帳簿の種類 | 複式簿記 | 簡易帳簿でOK |
| 赤字の繰越 | 3年間OK | 不可 |
| 家族への給与 | 経費にできる | 不可 |
| 事前申請 | 必要 | 不要 |
| 手間 | やや多い | 少ない |
| 節税効果 | 高い | 低い |
一言でまとめると
青色=手間あり・節税大
白色=楽だけど節税弱いです。
青色申告をするには、開業届とあわせて「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。
提出期限は、その年の3月15日まで(1月16日以降に開業した場合は開業から2ヶ月以内)です。
(出典:国税庁 No.2070)

青色申告のメリットは?
① 最大65万円の特別控除(最強の節税)
青色申告最大の魅力がこれです。所得から最大65万円を差し引けるため、税金の計算上の所得を大きく圧縮できます。
ただし65万円の控除には、複式簿記での記帳に加え、e-Taxでの電子申告(または電子帳簿保存)と期限内申告が必要です。要件を満たさない場合は55万円、簡易簿記の場合は10万円となります。(出典:国税庁 No.2072)
副業レベルの所得であれば、この控除によって課税所得がゼロに近づくケースも十分あり得ます。
ぎゅうた「65万円控除って、65万円がそのまま返ってくるの?」



「違います!65万円分の所得に税金がかからなくなる、ということです。税率20%なら65万円×20%=13万円の節税になります。住民税にも影響するので実際の効果はさらに大きいですよ。」
② 赤字を3年間繰り越せる
副業初年度は初期投資などで赤字になることもあります。
青色申告ならその赤字を翌年以降3年間繰り越して所得から差し引けるため、将来の節税につながります。
白色申告にはこの仕組みがありません。
③ 家族への給与を経費にできる(青色事業専従者給与)
配偶者や家族が副業を手伝っている場合、条件を満たせば支払った給与を経費にできます。
白色申告でも「専従者控除」はありますが、上限が低く効果は限定的です。


青色申告のデメリットと解決策は?
青色申告のデメリットは以下の3点ですが、今はほぼすべて解決できます。
| デメリット | 解決策 |
|---|---|
| 複式簿記の知識が必要 | 会計ソフトが自動仕訳してくれる |
| 帳簿付けが面倒 | 口座・カード連携で自動取込 |
| 事前申請が必要 | 開業時に一度出すだけでOK |
白色申告のメリット・デメリットは?
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・帳簿付けが簡易でいい ・事前申請が不要 ・とにかく手続きが楽 | ・特別控除がゼロ ・赤字の繰越ができない ・家族への給与を経費にできない ・節税効果がほぼない |
青色申告で税金が0円になることはある?(実体験)
ここはかなり重要なので、体験ベースで伝えます。
私の副業所得は年によってバラつきがありますが、経費を差し引いた所得が65万円以下になる年があります。
このときどうなるかというと——
65万円控除の要件(複式簿記+e-Tax電子申告など)を満たしていれば、青色申告の控除によって課税所得が0円になります。
つまり、副業分の所得税がかからない状態になるんです。
実際に経験して感じたのは、「知らないだけでこんなに差が出るのか…」という驚きでした。
もしこれが白色申告だった場合、控除がないのでそのまま課税対象になってしまいます。この差はかなり大きいです。
例:副業所得50万円の場合(税率5%)
| 白色申告 | 青色申告(65万円控除) | |
|---|---|---|
| 副業所得 | 50万円 | 50万円 |
| 特別控除 | なし | △50万円(控除しきり) |
| 課税所得 | 50万円 | 0円 |
| 所得税 | 約2.5万円 | 0円 |
| 節税額 | ― | 約2.5万円 |
※住民税の節税効果を含めると実際の差はさらに大きくなります
青色と白色、どっちを選ぶべき?
青色申告がおすすめな人
- 副業で収入を増やしたい
- 継続する予定がある 節税効果を最大化したい
- 会計ソフトを活用できる環境がある
白色申告でもいい人
- 収入がほぼない
- とりあえず試すだけ
- 青色申告と白色申告、どちらがおすすめですか?
-
副業を継続するなら青色申告がおすすめです。最大65万円の特別控除や赤字の3年繰越など、節税メリットが大きいためです。
- 青色申告の65万円控除を受けるための条件は何ですか?
-
複式簿記での記帳に加え、e-Taxでの電子申告(または電子帳簿保存)と期限内申告が必要です。要件を満たさない場合は55万円、簡易簿記の場合は10万円になります(出典:国税庁No.2072)。
- 青色申告に変更したい場合、いつまでに手続きが必要ですか?
-
適用を受けたい年の3月15日まで(その年の1月16日以降に開業した場合は開業日から2か月以内)に「青色申告承認申請書」を提出する必要があります(出典:国税庁No.2070)。
まとめ
青色申告と白色申告の違いをまとめると、節税したいなら青色一択・楽さ重視なら白色です。
実体験としても、要件を満たせば所得が65万円以下なら副業分の税金がかからないケースがあります。
これはかなり大きなメリットです。
迷っている方は青色申告を選んでおけば間違いありません。
まずは会計ソフトを無料で試してみるところから始めましょう。
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