副業で個人事業主になると、多くの人が悩むのが
「家賃や電気代ってどこまで経費にできるの?」
という問題です。
結論から言うと
一部は経費にできる(家事按分)
ただし、この“やり方”を理解しているかどうかで
手元に残るお金は大きく変わります。
今回は実体験も含めて、かなりリアルに解説します。
全体の経費についての記事はこちらをご覧ください。
個人事業主の経費とは?会社員との大きな違いと節税メリット【実体験】
家事按分とは?シンプルにいうと「仕事で使った分だけ」
家賃や電気代のように
・生活でも使う
・仕事でも使う
このような支出は使った割合だけ経費にする
これが家事按分です。
家事按分できる主な勘定科目一覧
実務でよく使うものをまとめました
| 勘定科目 | 内容 | 按分の考え方 |
|---|---|---|
| 地代家賃 | 家賃 | 面積割合 |
| 水道光熱費 | 電気・水道・ガス | 使用時間 |
| 通信費 | スマホ・Wi-Fi | 使用割合 |
| 減価償却費 | パソコン・設備 | 使用割合 |
| 支払利息 | 住宅ローン利息部分 | 使用割合 |
| 租税公課 | 固定資産税 | 面積割合 |
具体例|家賃と電気代の按分
家賃の按分
・40㎡の部屋
・10㎡を仕事用
10 ÷ 40 = 25%
家賃の25%が経費(地代家賃)
電気代の按分
・1日8時間仕事
・24時間中
約30%前後
電気代の30%を水道光熱費として計上
仕訳例
実際の記帳イメージです
家賃の仕訳(10万円・25%按分)
事業分とプライベートを分けるのがポイント
| 借方(費用・支出) | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 地代家賃 | 25,000円 | 普通預金 | 100,000円 |
| 事業主貸 | 75,000円 |
電気代の仕訳(1万円・30%按分)
| 借方(費用・支出) | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 水道光熱費(事業分) | 3,000円 | 普通預金 | 10,000円 |
| 事業主貸(私用分) | 7,000円 |
家事按分できないもの(NG例)
ここはかなり重要です。
以下は基本的にNGまたは注意が必要です
| 内容 | なぜNG・注意か | 判断ポイント |
|---|---|---|
| 家族の食費 | 完全プライベート | 事業との関連性なし |
| 日用品(生活用品) | 業務利用でない | ティッシュ・洗剤など |
| プライベート交際費 | 仕事と無関係 | 取引先でない飲み会など |
| 家賃の過大計上(例:80%) | 根拠がない | 面積で説明できるか |
| 電気代ほぼ全額 | 使用割合が不明確 | 作業時間で説明できるか |
| 住宅ローン元本 | 借入の返済 | 経費ではない |
| 車のプライベート利用分 | 私用が含まれる | 事業使用分のみOK |
| 通信費の全額計上 | 私用が含まれる | 使用割合で按分必須 |
実体験|考え方が変わったリアルな話
私は約10年前にマンションを購入しました。
理由は
・値上がり期待
・住宅ローン控除のメリット
いわゆる“王道パターン”です。
しかし副業で視点が変わった
・副業スタート
・家事按分を理解
ここで初めて気づいたのが
「住まい=税金戦略になる」
ということです。
持ち家 vs 賃貸での違い
持ち家
・ローン元本 → 経費NG
・利息 → 一部OK
・固定資産税 → 一部OK
意外と自由度は低い
賃貸
家賃そのものを按分できる
シンプルで使いやすい
今リアルに考えていること
この違いを理解して、
私は今こう考えています。
マンション売却 → 賃貸へ
理由は
・経費として使いやすい
・キャッシュフロー改善
・税務上のメリット
正直な結論|知らないと損する
家事按分は知っているかどうかで差がつく分野です。
難しそうに見えますが、
実際はルールに沿って分けるだけ
まとめ 生活費すら戦略になる
副業をやって感じたのは
生活コストもコントロールできる
ということです。
・家賃
・電気代
・通信費
これらを正しく按分すれば
手元のお金は確実に変わります。

