投資の種類とは?FPがわかりやすく解説

「投資を始めたいけど、何に投資すればいいのかわからない」

このように感じている人はとても多いです。

投資にはいくつかの種類があり、それぞれ仕組み・リスク・リターンが異なります。

代表的な投資商品は次の3つです。

株式投資 ─企業の成長に乗って利益を狙う
投資信託 ─プロに任せて分散投資
債券 ─国や企業にお金を貸して利息を受け取る

この記事では、FPの視点からそれぞれの特徴・メリット・デメリットを初心者向けにわかりやすく解説します。

この記事のポイント

投資の代表的な3種類は「株式・投資信託・債券」です。初心者は分散投資ができてプロに任せられる投資信託から始めるのがおすすめ。NISAのつみたて投資枠を使えば、非課税で月100円から始められます。

株式・投資信託・債券の仕組みとリスク・リターンを比較した図解
上の図のポイント

株式は1社に集中投資する仕組みでリスク・リターンともに大きく、投資信託は1本で多数の銘柄に分散できるためバランス型、債券は国や企業にお金を貸す仕組みでリスク・リターンともに低めです。

記事の最後では、実際に資産運用をしているFPとして私自身がどの投資を中心にしているのか、その理由もお話しします。

▼ 「そもそも投資って何?」から知りたい方はこちらが先におすすめです

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目次

株式投資とは? メリット・デメリットは?

株式投資とは、企業が発行する株式を購入して利益を狙う投資です。

企業の業績が伸びて株価が上がれば、購入時との差額が利益(値上がり益)になります。

また、企業によっては配当金(利益の一部を株主に還元するお金)を受け取ることもできます。

ちなみに、東京証券取引所には約3,900社が上場しており、その中から自分で投資先を選ぶのが株式投資の特徴です。

けんじ

「株って、ニュースで”今日の日経平均は…”って出てくるやつだよね。値動きが激しそうで怖いイメージがあるな」

みる

「はい、株式市場で売買されている企業の株の価格は日々変動しています。個別の企業を選んで投資するのが株式投資の特徴で、その分リスクもリターンも大きくなります」

スクロールできます
メリットデメリット
大きな利益を狙える
 →企業の成長に合わせて、株価が数倍になることもある
配当金がもらえる
 →年1〜2回、保有している株数に応じて配当を受け取れる企業もある
株主優待がある場合もある
 →食品・割引券・サービスなど、企業が株主に提供する特典
株価が下がると損をする
 →企業の業績悪化や市場全体の下落で元本割れのリスクがある
企業の業績に大きく左右される
 → 個別の企業に投資するため、その企業の状況に直接影響を受ける
ある程度の知識と時間が必要
 →銘柄選び・売買タイミングの判断には勉強と経験が求められる

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投資信託とは? なぜ初心者に人気なのか?

投資信託とは、多くの投資家からお金を集めて、プロ(ファンドマネージャー)がまとめて運用する商品です。

1つの投資信託の中に株式・債券など複数の資産が含まれているため、1本買うだけで自動的に分散投資ができるのが最大の特徴です。

国内で販売されている投資信託は約6,000本(投資信託協会データ)あり、最近では月100円から積立できるものもあります。投資初心者が最初に始める商品としても人気があります。

さやか

「自分で銘柄を選ばなくていいから、初心者でも始めやすそう」

みる

「まさにそこが投資信託の強みです。”プロに任せて、自分はコツコツ積み立てる”という形が、忙しい会社員にはぴったりだと思います」

スクロールできます
メリットデメリット
初心者でも始めやすい
 →銘柄選びや売買のタイミングをプロに任せられる
分散投資ができる
  →1本の投資信託に複数の資産が含まれるため、リスクを抑えやすい
少額から積立できる
 →月100円〜1,000円からでも始められる
運用手数料(信託報酬)がかかる
 →保有している間ずっとかかるコスト。
  低コストな商品を選ぶことが大切
元本保証ではない
 →市場の変動によって資産が減ることもある
短期で大きく増えにくい
 →長期で複利を活かす商品のため、短期売買には向かない

NISAと投資信託はなぜ相性がいい?

投資信託は、非課税制度のNISA(つみたて投資枠)との相性が非常に良いです。
NISAを使えば、投資で得た利益に税金がかかりません(通常は約20%課税)。

「投資信託 × NISA × 積立」この3つの組み合わせが、初心者にとって最も始めやすい投資スタイルです。

投資信託・NISA・積立の3つの組み合わせを示すベン図
上の図のポイント

投資信託・NISA・積立の3つを組み合わせると、「分散」×「非課税」×「時間」のメリットを同時に得られます。初心者が最も失敗しにくい投資スタイルです。

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債券とは? 銀行預金とどう違う?

債券とは国や企業にお金を貸して、利息を受け取る投資です。

国が発行するものは「国債」、企業が発行するものは「社債」と呼ばれます。

株式と比べると価格の変動が小さく、比較的安定した投資商品とされています。

満期になると元本が戻ってくるため、「守りの投資」として活用されることが多いです。なお、個人向け国債(変動10年)には最低金利0.05%が保証されており、初心者でも比較的取り組みやすい商品です。

けんじ

「銀行に預けるのと似ているの?」

みる

「仕組みは似ていますが、債券のほうが利率が高い場合が多いです。ただし、発行元が倒産すると元本が返ってこないリスクもあるので、”信用リスク”の理解が必要です」

スクロールできます
メリットデメリット
比較的リスクが低い
 →株式に比べて値動きが穏やかで、安定志向の人向き
定期的に利息がもらえる
 →保有期間中、決まった利息(クーポン)を受け取れる
満期になると元本が戻る
 →発行元が破綻しない限り、満期で額面が返済される
株式よりリターンが低い
 →安定性と引き換えに、大きなリターンは期待しにくい
金利の影響を受ける
 →市場金利が上がると、既発債の価格は下がる傾向がある
発行体の信用リスクがある
 →国や企業の信用力が低下すると、元本が返ってこない可能性もある

ここまで紹介した3つの投資商品を一覧で比較すると、次のようになります。

株式投資信託債券
リスク高い中程度低い
リターン高い中程度低い
少額投資△(数万円〜)◎(月100円〜)△(1万円〜)
手間多い(銘柄選び)少ない(プロ任せ)少ない
向いている人自分で選びたい人初心者・忙しい人安定志向の人
上の表のポイント

迷ったときは「リスクを取って大きく増やしたいなら株式」「バランス重視なら投資信託」「安定重視なら債券」と覚えると選びやすくなります。

株式・投資信託・債券以外にどんな投資がある?

この記事では代表的な3つを紹介しましたが、投資にはこのほかにも次のような種類があります。

不動産投資(物件を購入して家賃収入を得る)
REIT(不動産投資信託)(少額で不動産に投資できる)
金(ゴールド)投資(有事の際の資産保全として)
FX(外国為替証拠金取引)

これらは初心者にとってはハードルが高いものもあるので、まずは株式・投資信託・債券の3つを理解することを優先しましょう。

FPの私はなぜ投資信託を中心に運用している?

最後に、FPとしての私自身の考えをお話しします。

私は現在、資産の50%以上を投資信託で運用しています。

その理由はシンプルです。

① プロの分散投資に乗れるから

1本の投資信託の中に世界中の株式が入っている商品(オールカントリーなど)を選べば、自分で銘柄を選ぶ必要がありません。

② 長期・複利と相性が良いから

投資信託は長期で保有して複利を活かす設計になっています。毎月の積立を設定すれば、あとは放置でOK。時間を味方にできる点が、私のスタイルに合っています。

③ 投資以外の時間を「稼ぐこと」に使えるから

正直に言うと、以前はレーザーテック株への集中投資や株式のデイトレードをしていた時期もありました。一時期は大きく利益が出たものの、相場の急変で含み損を抱える経験もしました。

短期売買で安定して勝ち続けるのは非常に難しく、何より本業や副業に使う時間が大幅に減ってしまうことに気づきました。

今は、投資はプロに任せて、自分の時間は副業や本業で収入を増やすことに使う。この考え方に切り替えてから、トータルの資産形成がうまく回り始めました。

みる

「投資の方法は人それぞれですが、”長期・分散・低コスト”を意識することが資産形成ではとても重要です」

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よくある質問(FAQ)

投資初心者は3つのうちどれから始めるべき?

一般的には投資信託から始めるのがおすすめです。1本買うだけで分散投資ができ、月100円〜1,000円の少額から始められるため、初心者でも失敗しにくい仕組みになっています。NISAのつみたて投資枠と組み合わせれば、非課税のメリットも活用できます。

株式・投資信託・債券は1つに絞るべき?それとも組み合わせる?

組み合わせるのが基本です。年齢や目的によって配分は変わりますが、若い世代なら投資信託を軸にしつつ、安定資産として債券を一部持つのが定番です。株式は余剰資金で個別に挑戦するのが現実的です。

債券は本当に安全?元本割れはしない?

「相対的に安全」ですが、元本保証ではありません。発行元(国・企業)が破綻すれば元本が戻らない可能性があり、また満期前に売却すると価格変動で元本割れすることもあります。リスクは低めですが、ゼロではない点を理解しておきましょう。

まとめ

投資の代表的な3種類を整理すると、次のようになります。

・株式投資:大きなリターンを狙えるが、リスクも高い
・投資信託:初心者でも始めやすく、分散投資ができる
・債券:安定志向だが、リターンは控えめ

投資初心者の方は、まず投資信託を活用した積立投資から始めるのがおすすめです。

特にNISAのつみたて投資枠を使えば、非課税で少額から始められます。

投資の基本を理解しながら、少しずつ資産形成を進めていきましょう。

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