ぎゅうた「前回は流動性預金を教えてもらったよね。じゃあもう一つの定期性預金って、いわゆる”定期預金”のこと?なんだか種類もいろいろあるみたいで…」



「そのとおりです。ふだん”定期預金”と呼んでいるものが定期性預金。満期まで預けるかわりに金利が高めなのが特徴です。代表的な3つだけ押さえれば十分ですよ」
定期性預金とは、預ける期間をあらかじめ決めて、満期まで置いておく預金のこと。前回解説した流動性預金と並ぶ、預金のもう一つのグループです。


定期性預金は満期があるかわりに、流動性預金より金利が高めの預金です。代表的なものはスーパー定期・大口定期預金・期日指定定期預金の3つ。ふだん「定期預金」と呼ばれるものの多くはスーパー定期です。満期前に解約すると金利が下がるため、数年先まで使う予定のないお金を預けるのが基本です。
定期性預金とは?満期まで預ける預金
定期性預金の特徴は満期があることです。「1年」「3年」など預ける期間を先に決めて、その間は基本的に引き出しません。
銀行にとっては長く確実に預かれるお金なので、そのぶん流動性預金より高い金利が付きます。また、預けたときの金利が満期まで変わらない固定金利が一般的。「預けた時点で受け取る利息が決まる」という安心感があります。
代表的な3つの定期性預金
種類はいくつもありますが、まずは次の3つを知っておけば十分です。


| 種類 | 預入金額 | 期間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| スーパー定期 | 1円以上 | 1か月以上 10年以内 | もっとも一般的な定期預金。 期間3年以上なら複利型も選べる |
| 大口定期預金 | 1,000万円以上 | 1か月以上 10年以内 | まとまった資金向け。 金利は銀行と相談して決まることも |
| 期日指定定期預金 | 1円以上 | 1年以上 3年以内 | 1年たてば満期日を自由に指定できる。 1か月以上前の連絡でペナルティなし |
※金融機関により取扱いや条件は異なります
ふだん「定期預金」と呼ばれるものの多くはスーパー定期です。1円から預けられるので、まずはこれを覚えておけばOK。大口定期預金は1,000万円以上というハードルがあり、期日指定定期預金は「満期日をあとから決められる」のが便利なタイプ、と押さえておきましょう。



「ぼくが使えそうなのはスーパー定期だね!1円から預けられるんだ」
途中で解約するとどうなる?
定期性預金でいちばん注意したいのがここです。満期前に解約することはできますが、約束された金利ではなく「中途解約利率」という低い金利が適用されます。
元本(預けたお金)が減ることは基本的にありませんが、受け取れる利息はぐっと少なくなると考えてください。せっかく高い金利を選んだ意味がなくなってしまいます。


金利が高いからと10年で預けてしまい、3年後に必要になって解約——これがいちばんもったいないパターンです。定期性預金は「いつ使うか」から逆算して期間を決めるのが鉄則。
使う時期がはっきりしないお金なら、期間を短めにするか、いくつかに分けて預ける方法もあります。1本にまとめず3つに分けておけば、必要な分だけ解約でき、残りは高い金利のまま続けられます。
定期性預金|よくある質問(FAQ)
- 定期性預金と定期預金は何が違いますか?
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ほぼ同じ意味と考えて大丈夫です。定期性預金は満期がある預金の総称で、その中にスーパー定期・大口定期預金・期日指定定期預金などがあります。ふだん「定期預金」と呼んでいるものの多くはスーパー定期のことです。分類の名前が定期性預金、商品の名前がスーパー定期などと整理すると分かりやすくなります。
- 定期性預金は途中で引き出せますか?
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引き出せますが、注意が必要です。満期前に解約すると、当初約束された金利ではなく中途解約利率という低い金利が適用され、受け取れる利息が少なくなります。元本が減ることは基本的にありませんが、高い金利で預けた意味が薄れてしまいます。なお期日指定定期預金は、1年たてば1か月以上前に連絡することでペナルティなく解約できます。
- 流動性預金と定期性預金はどう使い分けますか?
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使う時期で分けます。毎月の生活費や、病気・失業などに備えるお金(生活費の3〜6か月分が目安)は、いつでも引き出せる流動性預金に置きます。それを超える分で、数年先に使う予定があるお金を定期性預金に預けます。すぐ使う可能性があるお金を定期性預金にすると、中途解約で損をすることがあります。
まとめ
- 定期性預金は「満期まで預けるかわりに金利が高め」の預金
- 代表はスーパー定期・大口定期預金・期日指定定期預金の3つ
- 満期前に解約すると中途解約利率が適用され、利息が少なくなる
- 「いつ使うか」から逆算して期間を決める。分けて預ける方法も有効
これで預金の2つのグループがそろいました。すぐ使うお金は流動性預金、数年先に使うお金は定期性預金——この使い分けができれば、預金の基本はバッチリです。預金全体の分類は下の記事でまとめています。


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【出典】全国銀行協会「教えて!くらしと銀行」/金融広報中央委員会「知るぽると 金融商品なんでも百科」/金融庁「基礎から学べる金融ガイド」









