ぎゅうた「株を買う方法はわかったけど…そもそも株ってどこで売り買いされてるの?ニュースで”東証プライム”って聞くけど、あれって何のことだろう?」



「株の売り買いをする場所が『証券取引所』です。そして東証には3つの市場があって、企業の規模や成長段階で分かれているんですよ。ニュースの見え方が変わります」
証券取引所は、株式が売買される市場(マーケット)のこと。私たちが証券会社に注文を出すと、その先でつながっている場所です。
この記事では1級FP技能士の視点で、証券取引所の役割と東証の3市場の違いを、初心者の方にもわかりやすく解説します。


証券取引所は株式が売買される市場で、日本では東京・名古屋・札幌・福岡の4か所にあります。中心となるのが東京証券取引所(東証)で、主にプライム・スタンダード・グロースの3市場に分かれています。大企業向けがプライム、中堅企業向けがスタンダード、成長途上の企業向けがグロース。どの市場かで企業の規模やリスクの目安がわかります。
証券取引所とは?株を売り買いする場所
株式は、ふつう証券取引所を通じて売買されます。買いたい人と売りたい人の注文を集めて、価格を決めて取引を成立させる場所です。
ただし私たちが直接そこへ行くわけではありません。証券会社に注文を出す → 証券会社が取引所へつなぐという流れになります。証券会社は、いわば取引所への窓口です。
日本の証券取引所は東京・名古屋・札幌・福岡の4か所。そのなかで圧倒的な規模を持つのが東京証券取引所(東証)で、ニュースで見かける株価の話はほとんど東証のことです。


東証の3つの市場
東証は主にプライム・スタンダード・グロースの3つに分かれています。企業の規模や成長段階に応じた区分です。
| 市場 | どんな企業が多い? | イメージ |
|---|---|---|
| プライム | 日本を代表する大企業 | 誰もが知っている有名企業。 上場の基準がもっとも厳しい |
| スタンダード | 経営が安定した中堅企業 | 実績があり堅実。 国内投資家の主な投資先 |
| グロース | これから伸びる成長企業 | 新しい会社が多く、 大きく育つ可能性もリスクもある |
※上場している市場は証券会社のサイトや企業のIRページで確認できます


ざっくり「プライム=大企業」「スタンダード=中堅」「グロース=成長途上」と覚えれば十分です。上場するための基準はプライムがもっとも厳しく、グロースは実績よりも将来の成長性が重視されます。そのぶんグロースは値動きが大きくなりやすい傾向があります。



「なるほど、市場を見れば会社のタイプがなんとなくわかるんだね!」
市場の違いは投資にどう関係する?
初心者の方が知っておきたいのは、市場によって値動きの傾向が違うということです。
プライムの大企業は事業が安定していて、株価も比較的おだやか。一方グロースの企業は、成長すれば株価が大きく上がる可能性がある反面、思うようにいかず大きく下がることもあります。
投資を始めたばかりの方には、自分が知っている会社・商品を使ったことがある会社から見ていくことをおすすめします。事業内容がイメージできると、決算やニュースの意味も理解しやすいからです。
結果としてプライムの企業が多くなりますが、それで構いません。「値上がりしそうだから」という理由だけで、よく知らないグロース企業に飛びつくのがいちばん危険。市場区分は、その会社がどんな段階にいるかを教えてくれる目印として使いましょう。
証券取引所|よくある質問(FAQ)
- 証券取引所と証券会社は何が違いますか?
-
証券取引所は株式が売買される市場そのもので、証券会社はそこへ注文をつなぐ窓口です。私たち投資家は証券取引所に直接注文を出すことはできず、証券会社に口座を開いて注文します。日本の証券取引所は東京・名古屋・札幌・福岡の4か所にあり、中心となるのが東京証券取引所です。
- プライム・スタンダード・グロースの違いは何ですか?
-
企業の規模や成長段階による区分です。プライムは日本を代表する大企業向けで上場基準がもっとも厳しく、スタンダードは経営が安定した中堅企業向け、グロースは高い成長が期待される企業向けです。グロースは実績より将来性が重視されるため、値動きが大きくなりやすい傾向があります。
- 株はいつでも売買できますか?
-
証券取引所が開いている平日の日中が基本です。土日祝日や年末年始は取引が行われません。注文自体は取引時間外でも出せますが、実際に売買が成立するのは取引所が開いてからになります。取引時間は変更されることがあるため、詳しくは利用する証券会社のサイトで確認しましょう。
まとめ
- 証券取引所は株式が売買される市場。日本には東京・名古屋・札幌・福岡の4か所
- 私たちは証券会社を通じて注文を出す。証券会社は取引所への窓口
- 東証は主にプライム・スタンダード・グロースの3市場に分かれる
- どの市場かで、企業の規模や値動きの傾向の目安がわかる
市場の区分を知っておくと、ニュースで「東証プライムの◯◯社が…」と聞いたときに、どんな規模の会社の話かがすぐイメージできます。株式投資の全体像を理解する第一歩として押さえておきましょう。
▼ 株はいくらから買える?売買単位はこちら


▼ 投資・資産形成の記事一覧はこちら
【出典】日本取引所グループ「市場区分の概要」「上場会社数・上場株式数」/日本証券業協会「株式投資の基礎知識」/金融庁「基礎から学べる金融ガイド」








